第4回
CX としてのサステナビリティを前提とした経営の意思決定力
2021年12月3日(金)15:00-17:00 | オンライン
広義の企業価値の向上をめざす「統合思考経営」を実践するに際しては、取締役会の外形的な体制整備を超えて、その実効性の向上が求められます。つまり、GX・DX・PXの意思決定と目標管理は取締役会の本務の一つです。一方で、サステナビリティ・マインドをもつ経営人材の育成も重要です。どのようにしたら社会をも変化させる変革者となれるのか。これらの経営の意思決定力と価値創造力の醸成について、実践者や研究者と討議します。
論点:
① 「価値創造ストーリー」を担えるガバナンス体制の変革(CX)
② 事務局機能をもつ社内横断的な「サステナビリティ委員会」
③ サステナビリティ・ネイティブな経営人財の育成
④ 経営トップによるサステナビリティ・コミュニケーション
SPEAKERS
光武 裕 氏
アストラゼネカ株式会社
ジャパンサステナビリティディレクター
大学で環境法を専攻。
銀行勤務を経て、製薬会社で財務やコンプライアンスに従事。2020年3月からアストラゼネカ株式会社でサステナビリティ部の初代部長としてサステナビリティをリード。
田中 信康
サンメッセ総合研究所(Sinc)代表
サンメッセ株式会社 取締役 専務執行役員
経営企画室長 サステナビリティ担当
SB Japan Lab
サステナブル・ブランド国際会議 ESGプロデューサー
大手証券会社にて株式、デリバティブ取引業務、リサーチ関連業務、人事、財務・IR、広報部門など管理部門を幅広く経験した後、大手企業の財務・IRコンサルタント、M&Aアドバイザー、コーポレートコミュニケーション支援業務の責任者として従事。数多くの経営層との対談を含め、財務・非財務コンサルティングのキャリアを活かし、企業経営にかかわる統合思考、ESG/SDGsコンサルティング、社内浸透、情報開示の支援業務を中心に、各講演・セミナー、ファシリテ―ションなど幅広いコンサルティング業務に携わり、サステナブル・ブランド国際会議にてESGプロデューサーに就任し、企業と地方自治体との地方創生・地域連携プロデュースも担う。
【外部委員等】
サステナブル・ブランド国際会議 ESGプロデューサー(Sustainable Brands Japan)
川村 雅彦
サンメッセ総合研究所(Sinc)
所長/首席研究員
前ニッセイ基礎研究所上席研究員・ESG研究室長。1976年、大学院工学研究科(修士課程:土木)修了。同年、三井海洋開発株式会社入社。中東・東南アジアにて海底石油プラントエンジニアリングのプロジェクト・マネジメントに従事。1988年、株式会社ニッセイ基礎研究所入社。専門は環境経営、CSR/ESG経営、環境ビジネス、統合思考・報告、気候変動適応など。論文・講演・第三者意見など多数。著書は『カーボン・ディスクロージャー』『統合報告の新潮流』『CSR経営パーフェクトガイド』『統合思考とESG投資』など
【外部委員等】
株式会社ニッセイ基礎研究所 客員研究員
一般社団法人経営倫理実践研究センター(BERC) フェロー
NPO法人Network for Sustainability Communication(NSC) 幹事 など
【進行】
山吹 善彦
サンメッセ総合研究所(Sinc)副所長/上席研究員
サンメッセ株式会社 ソリューション企画部 次長
大学卒業後、広島県北部を中心としたアートマネジメント及び地域創生プロジェクト従事。英国Volunteer Matters(Community Service Volunteers)に参加の後、2003年英国バーミンガム大学にてMBAを取得。帰国後、企業の環境CSR領域のコミュニケーション活動支援及びCSRコンサルティングに従事。CSR/ESG/CSV関連の活動支援・コンサルテーション・情報発信支援実績多数。共著に『統合思考とESG投資』、寄稿『鍼灸治療としてのアートプロジェクト : 灰塚アースワークプロジェクト』など
【外部委員等】
認定NPO法人環境経営学会(SMF) 理事
統合思考研究会 共同委員長
公益財団法人広島平和創造基金 海外留学奨学金第18回奨学生